「空気銃狩猟百科」の紹介、 訂正箇所報告、 カラシスプレー
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Performance2・・・・もう一つの大切な部分

据銃(きょじゅう)・・・銃を構える
 ほとんどのハンターは、身を隠したのに、急いで準備にとりかかるが、この際にかかる時間は獲物にとっては関係なく、それより、どのようにハンターは静かに身を没したのかが、一番の問題なのである。獲物を狙撃しようとスコープを覗きながら、徐々に身を立てていき、安定のよい据銃姿勢のまま獲物をスコープで捕捉できたならば、まさにエキスパートそのものであろう。
 通常、一日の渉猟で何とか数羽ものにする実例は、ゆっくり歩いているときに、偶然近くにヒラリと止まったターゲットに対して、止まると同時くらいの早さで獲物をスコープにおさめ、ハンターを獲物が凝視する前に弾は空中に放たれていることである。止まってから獲物が首を何回も動かした末では、とても間に合わないのである。
 人が動物を欺き、死にいたらせる行為は何とも卑怯な感じであるが、それを一番の楽しみとしているのが、ハンターや漁師なのである。人にとって、自身の計画どおりに事が運ぶことは、このうえない満足感につながる。そして、いつもの生活に戻っても、そのときの感動が蘇り、独りほくそ笑むのが、ハンターのロマンなのだ

 銃の保持

 装薬銃とはまったく異なった要素を持っている事項である。銃を持ち歩いている間は、どの銃でもそれほどの違いはないが、いざ撃発の瞬間を迎えることになると装薬銃とは違い、柔らかく、優しく扱う中で弾は空中に飛び出すようにすべきである。
 頬付けはソフトにチークピースに接しながら発射し、ピストルグリップも可能な限り緩く握るので、引き金はできる限り安定したポジションを選ばなくてはならない。恐らく撃発までに一番筋肉に神経を行き渡らせる部分である。
 指の第一関節を曲げた状態で、しっかり保持しながら絞っていく要領は装薬銃のそれと同等な要素を共有している。特にショックの大きいピストン銃には、この一連の要素が不可欠でありります。
 スーと銃口を移動してから、ここ一発と、グググと力むのではなく、ポンッと引く感覚であり、あまり緊張するやりかたより、できるだけ自然で素直な感覚によって、引き金が落ちるプロセスを発見してもらいたい。
 先台の保持は、銃の重みを垂直に近く構えた肘で支えれば良く、先台に接触する手の平に、過剰な力を加えないほうが良い。
 肩付けはやはりソフトにして、一連のスムーズな動きの中で淀みのないポジションが大切である。
 以上が、実際のフィールドのおいての基本であり、あまり筋肉を使いすぎないことを基本としている。
 次に一般的な射撃術の基礎的な内容を述べよう。
 銃把の握り方 「握り拳」をつくるように、確実に銃把を包むように握る。このときの引き金の位置が、自然に人差し指の第一関節に接することが基本である。空気銃のメーカーによっては、銃把が異常に太くできている場合があり、手の小さな人には、不適切な位置になる。
 銃把の握り方の重要性は、肩付けの圧着度を適度にし、引き金の安定した引き方に導く働きをもっている。
 銃の支え方 右利きの人は、左手で支えることになるが、銃を支えるには、できるだけ銃の重心部を支えることが基本となる。しかし、腕の短い人が無理にこの位置を確保することは、バランスが悪くなるので、少々手前に支持点をずらしたほうがよい。
 このときの肘の位置は、体の角度の基準点となるので、気軽に変更しないほうが得策である。
 掌は銃床の下部と密着し、銃床側面に軽く指を添える程度で、力をかけないことである。
この銃を支えている手は、単に銃を支えるだけが役目であり、決して、衝撃の抑制や、肩付け、照準への役目はなく、これに力をかければ、照準は動揺する。
 引き金の指の掛け方 銃器の種類、引き金の重さ、ストック形状、目的により異なることがあるが、通常空気銃の狩猟においては、図に示す第一節根で確実性と、安定性を求めることが多い。しかし、ストックのグリップが太かったり、手のサイズが小さい場合は、第一節で引くこともある。
 例外として、重たい引き金への対応として、第二節まで回し込み、確実な引き金の絞り込みを行う場合もある。
 いずれにしても、不自然な引き方や握り方になる場合は、専門家に相談して、改善すべきであろう。
 基本的には、指の筋肉だけを独立させた引き方になるので、トリガーガード(用心金)には触れずに絞り込む。
 引き金に力をかける方向は、銃身軸と並行になるように心がけること。
 引き金もさることながら、銃の各部にかける圧力の基本は、すべて銃身軸線に沿った圧力配分が好ましく、過度の上下左右への圧力は、弾が銃身軸線に沿って移動しようとしている運動に対して、不均衡な振動や慣性力を発生させる原因となるのである。
 空気銃狩猟のための射撃練習法 

 すべての射撃練習は、射撃場で行うことが鉄則である。
まず、依託射撃を徹底して行おう。依託という精度を確保した状態で、スコープ越しに見える黒点を、凝視してみると、いくら固定して銃の安定をはかっても、微妙に動く狙点に気付くことだろう。もし、そのような動きがないならば、そのスコープの倍率を上げるとよい。10m でも10倍以上のスコープであれば、その動く様が見えるはずである。練習には、可能な限り倍率を高くして使うべきである。倍率を上げると、引き金を引くタイミングが上手くとれず、精度が落ちると言われる場合があるようだが、これは練習であり、練習には少々極端なほうが、その目的を達する効果があるものである。そもそも動きにくい倍率は、現実から逃げており、実際のターゲットは、倍率に関係なく動いているのである。ハンターの訓練には、その動く現実の中での引き金落としに慣れない限り、遠い距離への克服には、決してならないのである。
 70m 先のカモの小さな狙点の動きは、活発な動きであり、これを再現できるのは、高倍率だけなのである。実際の狩猟条件より、難しいセッティングによって、より高い効率の練習が再現できるのである。低倍率で、10m などという近距離で、いくら練習しても、それほどの効率は生まれないのである。
 遠射におての条件には、獲物は逃げず、時間的な余裕の中で、ベンチレストに近い、安定した環境を作り出せるので、射撃場に近い環境を生み出せるのである。
 スコープ・レティクルの使い方を考えてみよう。「レティクル図」による、狙点ポイントが、5ポイントには5箇所の狙点ポイントが点在しており、このポイントすべてを使って、射撃してみよう。ターゲットになる黒点を、終始同じところを狙って、レチクル狙点ポイントだけを、順次変えて、射撃していくのである。ほとんどのハンターはこの練習法を知らないが、やってみると、その狙点をずらすことにより、着弾も変わっていき、狙い越しの要領が、素直に理解できるであろう。
 順次、すべてのポイントを使うことにより、その5ポイント・レティクルの配置通りに着弾し、5ポイントがそのまま標的紙に再現されるはずである。
 狩猟に即した射撃姿勢も練習しよう。狩猟行為で最も多い射撃姿勢は、膝撃ちと達撃ちある。まず、膝撃ちの立て膝を片足にした形態での射撃を開始してみよう。できるだけ早い操作での発砲に至るようにすることが、より、効果的な猟場に即応した射撃になるが、射撃場であるので、周りの雰囲気に気配りしながらの、射撃が寛容である。弾の装填も、単発として、装填時間を短くでき油用るよう練習し、単発も同じように、装填と発射の流れを、スムーズに運べるよう練習を積むとよいであろう。ここで単発と連発、双方の早さの違いを考えてみると、意外なことが起きる。
 練習をたっぷりと積んだハンターと、ほとんど連発式を練習していないハンターとでは、その差がほとんどないことである。特にサイドレバー式の単発銃の装填と、発射までの時間は、むしろ早いときがあるほどである。われわれは単発にしたいが、その発射スピードが遅いことで、せっかくのチャンスを逃すのではないかと、一種の恐怖感を抱きがちであるが、練習と装填しやすいサイドレバー式にすれば、普通のハンターの連発式と何ら変わらないのである。そして、もっと重要なことは、単発である限り、精度良く、どのような弾でも装填可能であり、一発必中のスナイパーには、これは最適な銃なのである。そもそも、このサイドレバー式が発射までの時間を短縮できるのは、据銃姿勢のままで、サイトから目を離さずに、装填と発射を繰り返すことが、可能な点である。
 欧州の殆どの銃は、ボルトを直接引く方式であり、どうしてもボルト操作により、銃を肩から離さざるを得ない点が大きな欠点なのである。ライフルのように、もっと前にボルトがあればよいのだが、レシーバーケースの元から、さらに引く操作行程には、相当な無理があり、せっかくの連発も、死んでいるのである。
 立ち撃ちになると、その連発性は、断然サイドレバー式が有利となる。立ち撃ちの場合は、膝撃ち以上に身体を固定し、支えるものがないために、ボルト式のその操作には、力が入りにくくなるのである。銃の連発性のキーポイントは、いかにサイトから目を離さずに、装填と発射を繰り返すかに、かかっているのである。

 水平レベル内装スコープへの考察

 銃身軸と光軸(スコープ)との関係は垂直線(鉛直線)上に在ることが理想であります。反対に、垂線上にない事 つまり光軸が傾いている事は 着弾精度に影響します。それは 地球上での引力が垂直線上に作用しているからです。いつも狙った狙点に着弾する(距離によって垂直線上に着弾が分布する)には 光軸は銃身の真上に在りたいのです。光軸の傾きは狙いに反して左右に着弾してしまうのです。これを避けるのが水準器装備なのです。GLANZ-Bubbleは水準器を内装して 価格も抑えて登場した希なスコープです。



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